美肌に定評のある美容のプロや、ビューティーエディター、美容オタクの方々に「偏愛♡酒粕美容」を伺う連載企画。第五回目のゲストは、タレントや女優をはじめ数々のブランドビジュアル作りで活躍するヘア＆メイクアップアーティストの鈴木智香さんです。肌知識も豊富な鈴木さんの酒粕の取り入れ方はいかに…？

鈴木智香さん（35）の肌DATA
肌タイプ … 混合肌の敏感肌
肌悩み … 乾燥による肌のくすみ
理想とする肌 … 水分量が多く透明感のあるハリ肌
お気に入りの酒粕アイテム … 酒粕パック

乾燥によるくすみケアに！
顔だけでなく手の甲など
パーツケアにもGOOD

私自身30代半ばにさしかかり、乾燥によるくすみや、季節の変わり目に現れる吹き出物が深刻化。目下の対策案件なのですが、酒粕パックいいですね。肌にうるおいを与えてくれ、また不要な角質を洗い流してくれることで肌のトーンアップを実感できました。

洗い流すタイプのパックだと、液だれし、お風呂でないと使えないというデメリットを感じることが多かったですが、これはしっかり肌に密着する感覚があって待っている間に乾くこともないし、液だれもしなかったのでお風呂以外でも使いやすいなと思いました。また、仕事柄地方への出張が多いのですが、最近出たミニサイズを持って行ってみたらとても使いやすくて◎。特にホテルは乾燥しやすく睡眠も浅くなりがちでどうしてもくすみにつながりやすいのでケアしたいのですが、荷物も少なく済ませたい。その点ミニサイズは気軽に持っていけるので良かったです。

自宅ではこんな風に酒粕パックをしながら読書をすることも。“ながら美容”ができるのも酒粕パックの魅力だと鈴木さん。

あとは、ちょっと贅沢な使い方ですが、デコルテや手の甲などパーツケアにもぴったりだと思います。年齢を重ねるにつれ、顔ばかりケアしていると、デコルテや手や指先などの肌との質感や色味に差が出てしまい目についてしまうんですよね。パーツケアにも酒粕パックや酒粕化粧水はぴったりだなと思いました。

私の偏愛♡酒粕アイテムはこの2つ

どのアイテムも日本酒のふわっと甘い香りが心地よく、毎日のスキンケアが贅沢なものに感じられましたが特に気に入ったのはこの２つです。

「酒粕パック」は、液だれせず、それでいて肌への密着感がよくしっとりするので、お風呂だけでなく、読書しながら、仕事の資料を作りながらなど、いつでもできちゃうので、お手入れを習慣化しやすいアイテムだなと実感。
「酒粕化粧水」は、手で何度か重ねづけするのですが、肌にうるおいがスーッと浸透^※1していく感じがとても心地よかったです。
※1　角層まで

鈴木智香さん的こだわりのケア＆使い方

化粧水は手で何度も重ねづけ
特に乾燥しやすい箇所は
コットンパックで保湿を強化

化粧水を手の平でなじませてから肌に何度も重ねづけしてうるおいをチャージ。手の平で肌を触ってみて乾いてると感じなくなるまでが重ねる度合いの目安です。回数ではなく、あくまで触れた際の質感を重視してくださいね。化粧水で肌を整えるイメージなのですが、季節の変わり目やマスク生活で乾燥するところはコットンに化粧水をたっぷり浸してパックしています。保湿を重点的に行うことで肌トラブルを未然に防ぐようにしています。

酒粕パックは手の甲や手の平にも！

年齢が出やすいパーツもしっかりケア

贅沢な使い方ではあるのですが、長い目で見てこういうケアがものを言うのかなと思うのでご紹介します。それは手の甲や手の平を酒粕パックでケアすることです。仕事柄、日々モデルさんの肌に触れるので手の平のケアには気をつけているのですが、コロナ禍になり、今まで以上に手洗いやアルコール消毒をする機会が増え、特に指先の乾燥が。酒粕パックでケアしたところ、肌がしっとりして爪周りの乾燥やくすみ^※2も気にならなくなったんです。仕事のためという意識でケアを始めましたが、手も顔同様意識してケアをしたい年齢が出やすいパーツだと思うので、気づいた時からケアを積み重ねることって大切だなと思います。
※2　古い角質

今抱える肌悩みだけでなく、数年後の肌をも見据えた鈴木さん流酒粕美容。顔はもちろんパーツケアも意識的に取り入れていきたいですね。今のケアが未来の肌を作る。そんな気持ちで日々のお手入れ頑張りましょう。

酒粕=酒粕エキス(保湿成分)配合